
- 最近よく聞くミームコインに興味がある
- かわいい通貨だけど、本当に価値があるのか知りたい
- 買ってみたいけど、どれを買ったらいいのだろう
SNSなどで「ミームコイン」という言葉を見聞きしたことがあっても、詳しくは分からない という人もいるのではないでしょうか。
この記事では、ミームコインの特徴やリスク、具体的な対策方法を解説します。ミームコインで失敗したくない方はぜひ最後までお読みください。
【初心者向け】ミームコインの特徴や話題の背景をわかりやすく解説

2025年1月にトランプ氏にちなんで作成されたとされる「TRUMP」など 、注目度が高いミームコイン。ここでは、ミームコインにどんな特徴があり、どうして話題になるのかを解説します。
1. ミームコインとは「ジョークから始まった」仮想通貨
ミームコインはインターネット上のおもしろネタ(ミーム)をもとに発行された仮想通貨です。「冗談のつもりで作られた」ものが多く、初めて注目されたのは2013年に登場したDOGE(ドージコイン)でした。
犬や猫などの可愛いロゴが人気を集める理由の1つです。
2. ミームコインは「コミュニティの応援代」
ミームコインはファンやコミュニティの盛り上がりが価値の源になっています。SNS等で話題になれば、TRUMPのように一気に価格が高騰することもあります。
多くの投資家は応援代や投げ銭としてミームコインを買っているのです。
3. ミームコインは価格変動が激しい
ミームコインは技術的な裏付けが少なく、価格の変動が大きいです。DOGE(ドージコイン)の価格は2021年に数ヶ月で70倍以上に上がりましたが、その後すぐに急落しました。(参考:coinpost.jp)
大きな値上がりを期待できる一方で大損の可能性もあるため、慎重に取引を行う必要があります。
ミームコインの将来性と損しないための見極めポイント

ミームコインが流行する中で「今後どうなっていくのか」と気になる方も多いでしょう。ここではミームコインの将来性や価値の有無を見極めるポイントを解説します。
1. ミームコインの価格変動はインフルエンサーの影響が大きい
ミームコインの価格はインフルエンサーの一言で大きく変動します。イーロン・マスク氏がXでDOGE(ドージコイン)に関する投稿をした際、値上がりしたケースがその1つです。(参考:coinpost.jp)
2. 「ミームコインは無価値になる可能性が高い」キャシー・ウッド氏による見解
アメリカの資産運用会社アーク・インベストメント・マネジメントの創設者兼CEOであるキャシー・ウッド氏は、ミームコインのほとんどが「無価値」になるとの見解を示しています。
誰でも作れることで、それほど価値のないミームコインが何百万も生み出されたりラグプルと呼ばれる詐欺が多発したりしていることが大きな問題です。(参考:Yahoo!JAPAN ニュース)
※ラグプル(プロジェクト側が資金を持ち逃げする詐欺手法)
3. 社会貢献型のミームコインには価値がある
最近では、環境保護や動物支援など、社会貢献を目的としたミームコインも登場しています。MOODENG(ムーデン)は動物園支援を目的として、2024年9月に発行されたミームコインです。トークン保有者は慈善活動や動物園支援についての提案権を手にできます。(参考:CoinEX)
こういった社会貢献型のミームコインは、ファンやコミュニティからの支持を得やすく、価値が上がりやすいです。
ミームコインで失敗しないための対策方法3選

- 買ってすぐに暴落した
- 大量購入して大金を失った
- 「絶対儲かるから!」と騙されて大損した
ここでは、ミームコインでの大きな失敗を回避するために、正しい対策方法を紹介します。
1. 情報は必ず複数のソースから確認しよう
SNSやYouTubeだけの情報に頼るのは危険です。「自分が保有するコインの価格を上げる」目的で情報発信しているユーザーもいるからです。
CoinDesk JapanやCoinPostなど、信頼性の高い仮想通貨専門ニュースサイト から情報を得ましょう。ホワイトペーパーも合わせてチェックすることをおすすめします。
2. 投資額は「ゼロになっても生活に影響がない金額だけ」に抑えよう
ミームコインで一攫千金を達成できるのはごくわずかです。損失の割合が大きかったり詐欺に騙されたりと、ミームコインには多くの危険が潜んでいます。
TRUMP(トランプコイン)は一時的に$73.94まで上昇した記録がありますが 、2025年4月7日現在では$7.34まで下落しています。
いくら話題性があっても、価格予測はできないため「最悪ゼロになっても生活に影響がない金額だけ」に抑えるようにしましょう。
3. コミュニティ応援代として割り切るマインドをもとう
- このミームコインに興味がある
- 盛り上がっていて楽しそう
- このプロジェクトを応援したい
魅力的なミームコインを見つけ、投資する際には応援代として割り切るマインドが大切です。過剰に期待はせず、楽しむようにしましょう。
【話題沸騰】代表的なミームコイン5選

ミームコインは誰でも発行することができるため、種類が多数あります。ここでは、代表的なミームコインを5つ紹介します。
コイン名 | 発行時期 | 時価総額 ランキング | 発行上限 | 特徴 |
TRUMP (トランプコイン) | 2025年1月 | 46位 | 10億枚 | ・トランプ大統領をモチーフにしたミームコイン ・トランプ支持者の間で人気 ・SNSやニュースでトランプ大統領関連の話題があると価格変動しやすい |
DOGE (ドージコイン) | 2013年12月 | 9位 | なし | ・柴犬のロゴで有名な元祖ミームコイン ・イーロン・マスク氏の発言で注目されることが多い ・手数料が安く、送金スピードも速め |
SHIB (柴犬コイン) | 2020年8月 | 15位 | 1000兆枚 | ・1枚あたりの価格が非常に安く、少額で大量保有できる ・主要な取引所でも取り扱いがあり、流動性は比較的高い ・投機目的での売買が多く、価格の変動が激しい |
PEPE (ぺぺコイン) | 2023年4月 | 31位 | 420兆6900万枚 | ・「Pepe the Frog(カエル)」がモチーフ ・価格の変動が極めて激しく、「一攫千金」狙いの投機対象として人気 ・悪質な模倣トークン(フェイクPEPE)が多数出回っているため注意が必要 |
MONA (モナコイン) | 2014年1月 | 847位 | 1億512万枚 | ・日本で初めて誕生した仮想通貨 ・国内主要取引所でも取り扱いがある(bitbankなど) ・話題性や人気によって価格が変動しやすい |
※2025年4月7日現在
ミームコイン購入でおすすめの取引所3選

ミームコイン購入で重要なのは、信頼できる取引所を選べるかどうかです。ここでは、おすすめの取引所を3つ紹介します。
取引所 | bitbank(ビットバンク) | Coincheck(コインチェック) | SBI VCトレード |
取扱ミームコイン | 〇(DOGE, SHIBなど) | △(SHIBなど一部対応) | △(SHIBなど) |
取引 手数料 | メイカー:-0.02% テイカー:0.12% | 無料(販売所)だがスプレッド大きめ | 無料(販売所)だがスプレッド大きめ |
取引形式 | 取引所・販売所 両方あり | 販売所メイン | 販売所メイン |
スマホアプリの使いやすさ | 高評価 | 非常に高評価(初心者向き) | 普通 |
信頼性 | 顧客満足度調査で高い評価を得ており、セキュリティ水準も高い | 親会社が東証プライム市場上場企業のマネックスグループ | 東証プライム上場企業であるSBIホールディングスの子会社が運営 |
初心者おすすめ度 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |